今回は、前回に引き続き不動産の売却についてのお話!
お家を売却することに決めたはいいけど、買取を選ぶべきか媒介契約をして仲介してもらうべきか悩ましいなんてこともあるのではないでしょうか?
そこで仲介と買取の違い、メリット・デメリットをまとめてみました
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【目次】
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まず、仲介と買取の違いをざっくりと見てみましょう
こうやって比較してみると、全然違いますよね…!
それでは、買取のメリット・デメリットについて、仲介の場合と比較しながら、詳しく見ていきましょう
売主にとって、不動産業者による買取のメリットは、主に次の5つです。
・すぐに売却でき現金化できる
・契約不適合責任を負わない
・仲介手数料が不要
・売るためのリフォームが必要ない
・周囲の人に知られずに売却できる
不動産業者による買取の最大のメリットは、すぐに売却でき、現金化できることです。
仲介での不動産売却は、販売スタートから順調にいっても2~3ヵ月はかかりますが、買取は、業者の提示する買取価格に納得できたら、すぐに売却できます
買取には即時買取のほか、買取保証もあります。買取保証とは、一定期間販売活動を行って売却できないときは業者が買い取る仕組みのことです。
一般的な不動産売却は買主が個人なので、引き渡された土地・建物に欠陥や不具合があった場合には、売主は※契約不適合責任を負います。
例えば、雨漏りやシロアリの害、土壌汚染などがあった場合は、修補や損害賠償の責任を負います。
それに対して、業者による買取の場合には、売主は契約不適合責任を負いません。
買うのが不動産取引のプロなので、法により保護する必要がないからです。
※契約不適合責任…
契約不適合責任とは、売主が種類、品質又は数量に関して契約の内容に適合しない目的物を引き渡した場合の売主の責任をいいます。
買主は売主に対する追完請求権、代金減額請求権、損害賠償請求権及び、法定解除権を取得し得ることになります。
仲介手数料とは、媒介契約した不動産会社が、売買を成立させた場合に受け取ることができる成功報酬です。買取の場合は不動産会社が売主から直接購入するので、仲介手数料は不要です。
一般の方に売る場合には、高く売却するためにリフォームをすることがありますが、不動産業者による買取の場合は、売主が売るためにリフォームする必要はありません。
リフォームが必要な場合は買い取った後に、不動産業者が行います。
買取は、買主を探すために広告を出す必要が無いので、売却しようとしていることを周囲に知られることなく売却できます。
売主にとって、不動産業者による買取のデメリットは、主に次の3つです。
・仲介よりも売却価格が安くなる
・買取できない物件もある
・買取対応している不動産会社が少ない
買取の最大のデメリットは、仲介による売却に比べて価格が安くなってしまうことです。
買取業者は相場価格で再販売をするために、買取価格は相場よりも低く提示する傾向にあります。市場の相場価格で買い取ってしまうと、買取後のリフォーム・リノベーションなどに費用が発生するため、業者自体の利益が出なくなってしまうからです。
そのため一般的には、相場の70~80%の価格になることが多いです
不動産会社によっては状態の悪い物件は買取してもらえないことがあります。
築年数が古く大掛かりなリフォームやリノベーションが必要で利益が見込めない物件や遠方で需要の低い物件が対象となることが多いようです。
このような物件をお持ちの方は「他社に断られた物件でも買取します」という宣伝を行っている不動産買取業者を探して依頼するといいかも
全ての不動産会社が買取に対応している訳ではなく、仲介しか対応していない会社も多いです。
買取対応している不動産会社を調べる方法はいくつかありますが、一括査定サービスを使って不動産会社に査定してもらうのも1つの手です。
弊社では、買取も対応しておりますのでお気軽にご相談ください
不動産買取を検討している人の中には「早く売りたいけど、買取と仲介どっちがいいのか迷う…」と悩む人も多くいるでしょう。
売却を考えている物件が以下の条件に当てはまる場合は、買取を選んでみては?
買取は、短期間で売却したい際に良い選択肢です。
不動産の販売活動にかかる期間は、3ヶ月~6ヶ月が相場です。
対して、前述した通り買取は不動産会社が直接買い取るので、最短2日、長くても1ヶ月ほどで売却が完了します
したがって、相続や離婚などの理由ですぐに解決したい、住み替え時期が決まっているので販売期間を長引かせたくない、といった場合や早く現金が必要な場合も買取を選ぶ人が多いです。
仲介で売りに出しているものの長期間買主が見つからない場合は、買取を検討するとよいでしょう。
築年数が古い・立地が悪い物件は、仲介で売りに出しても売却完了までに時間がかかることが予想されます。長期間売りに出していると、「時間が経っても売れないのは何か問題があるのではないか」と買主に悪い印象を与えてしまい、さらに売れづらくなってしまいます。
また、売れない期間が長いと、何度も値下げをしなければならないことも考えられます。
値下げを繰り返して売却価格が低くなる前に、高く買取できる買取業者を探して売却するほうが手取り金額が多くなることもあります
室内の状態が悪い物件の場合も買取が向いています。
壁や床など内装の状態が悪いと、内覧時にマイナスイメージがつきやすく、仲介での売却は不利になってしまいます。そのため、売却の前に一度リフォームをかける必要があることも…。
一方、買取であれば不動産会社がリフォームやリノベーションを前提としていることが多いため、室内の状態が悪くても問題なく買い取ってもらえる傾向にあります。
自分でリフォームしてから仲介で売却するよりも、不動産会社に買い取ってもらったほうが、結果的に手元に残るお金が増えるケースもありますので、室内の状態が悪い物件を売却するなら、成約につながりやすい買取を選ぶといいかも
事件・事故などトラブルがあった物件についても、仲介では売れにくいため買取の方がおすすめです。
例えば、隣の部屋で自殺があった物件などは、なかなか売り手がつかないというのは想像しやすいのではないでしょうか。購入者にとって不利益になる情報については、状況により買主への告知が必要になる場合もあるため、正直に伝えなければなりません。
仮に仲介で個人を相手に売却が成立したとしても、売却後にトラブルにつながることもあります。事件や事故のあった物件の場合も、不動産会社に買い取ってもらう方が安心と言えるでしょう
不動産の売却で一般的な仲介では、不動産を売りに出していることが意図せず周りの人に知られてしまうことがあります。
不動産ポータルサイトや新聞折込広告、雑誌などの広告を活用して、「こんな家が売りに出されています」という販売活動が行われるからです
媒介でも広告はしないという選択をすることは可能ですが、広告なしで売却をするとなると沢山のお客さんが物件が出るのを待っているような人気エリアや、駅チカや築浅などの条件のいい物件でなければ難しいでしょう。
買取は、近隣の住民や親戚の方には知られることなくひっそりと不動産を手放したい、そんな方にはピッタリです!
不動産業者による買取は、仲介(買主が個人の場合)と比べて、売却価格は安くなりますが、すぐに売却できるのがメリットです。
売却価格が少しくらい安くなっても、早く確実に売却したい場合に適しています。
不動産業者に買取を頼む場合は、複数の業者に買取査定を依頼しましょう!
通常の査定と違い、買取査定は査定価格で確実に売却できるので、一番高い買取額を提示した業者に売るのがベストです
「そうは言っても、複数社に査定依頼をするのは面倒くさい~」という方は、
一括査定サイトを利用するのがオススメです!
不動産の情報と個人情報の入力だけで、簡単に複数社に査定依頼ができます。
弊社でも、無料売却査定システムを導入しておりますので、
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