不動産売却をするときには、どのようにして適正な価格を知るのでしょうか。
一般的には、不動産会社に査定を依頼することが多いと思いますが、
その際に便利なのが「不動産一括査定サイト」です。
今回は、そんな不動産一括査定サイトを選ぶ際のポイントについて解説していきます
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【目次】
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不動産一括査定サイトとは、インターネット上で簡単に複数の不動産会社に査定依頼ができるサービスのこと!
自分の売りたい物件の情報を入力するだけで、数分から数時間で査定結果がメールや電話で届きます。
査定結果はあくまで目安ですが、複数の不動産会社の見積もりを比較することで、相場感や売却戦略を立てることができます
一括査定サイトもたくさんあるのですが、サイトによって、提携している会社の数・対応エリア・対応物件種類・最大同時依頼数が異なります。
自分の物件に適した一括査定サイトを選ぶのが大事です
上記で不動産一括査定サイトは、たくさんあると書きましたが、どのようにして選べばいいのでしょうか?
不動産一括査定サイトを選ぶ際に、意識して頂きたいのは以下の4つです
●幅広い不動産会社と提携しているかどうか
●ユーザーにとって必要な情報を発信しているかどうか
●得意としている物件が自分の売却したい物件と一致しているか
●対応エリアがどこであるのか
自分が売却したいと考えている物件と条件があっていない場合、査定額が正しく出なかったり、損をしてしまう可能性があります
折角、不動産を売却するなら、より高くかつよりスピーディーに売却したいですよね
利益を最大化するために、これらのポイントを意識して、不動産一括査定サイトを選ぶようにしましょう。
不動産一括査定サイトを選ぶ際、幅広く、多数の不動産会社と提携しているかは重要なポイント
多くの不動産会社と提携しているということは、より多くの査定を行ってもらうことができるので、比較しやすくなります。
また、提携している不動産会社の幅が広いことも重要です
大手の不動産会社であれば、知名度の高さから簡単に買主を見つけることが可能です。
しかし、中小の不動産会社であっても、地域密着型で大手よりも自分の売却したい地域について詳しく正しい相場観で査定してもらえる・既にその地域で不動産を探しているお客様がいるなど、大手でも中小でもどちらにもメリットはあります
そのため、大手から中小まで幅広い不動産会社と提携している不動産一括査定サイトであれば、最大限の利益を得られる可能性は高まります。
ユーザーにとって必要な情報を発信しているのかということは、不動産一括査定サイトを選ぶうえで、かなり重要な指標です。
不動産の売却を考えているからと言って、不動産売却に関する知識があるという訳ではないですよね
そのため、利用者の口コミや評価、初心者でも利用しやすいような情報を掲載している不動産一括査定サイトは、ユーザー目線の良いサイトであるということができます。
初心者向けの情報や利用者の口コミなどを一切掲載していないサイトも存在しているので注意が必要
ユーザーにとって不親切なサイトが、一概に悪いサイトであるとは言えませんが、使いにくいことやリアルな口コミを知れないといった点で良くないと言えるでしょう。
実際に不動産一括査定サイトを選ぶ際は、ユーザーにとって有益となる情報をしっかりと掲載できているかを確認したうえで選ぶようにしましょう
得意としている物件が自分の売却したいと考えている物件と一致しているかは、必ず確認するようにしましょう
サイトによって、取り扱いが得意な物件は異なります。
例えば、マンションの取り扱いを得意としているサイトや、戸建ての取り扱いを得意としているサイト、事業用物件の取り扱いを得意としているサイトなどがあります。
仮に戸建ての売却を考えている場合、戸建ての取り扱いを得意としている不動産一括査定サイトに依頼するべきです。
不動産一括査定サイトで査定を行う際、そのサイトがどの物件の取り扱いを得意としているのかを把握していなければ、損をしてしまう可能性があります
そのため、一括査定サイトに依頼する際は、そのサイトがどの種類の物件を得意としているのかを必ず確認するようにしましょう。
不動産一括査定サイトを選ぶ際は、そのサイトの対応エリアや得意としているエリアがどのエリアであるのかを確認することも重要です
不動産一括査定の中にも、全国に対応しているサイトや都市部に対応しているサイト、郊外に対応しているサイトなどがあります。
また、全国対応と記載されていても実際には対応していないエリアがあるというサイトもしばしば存在します。
そのため、自分の売却したいと考えているエリアが対応しているのかを確認しなければ、せっかく査定依頼を出しても、査定してもらえない可能性や、査定結果が本来より高く出すぎてしまったり低くなってしまう可能性があります
「え?査定結果が高く出たらラッキーなんじゃないの?」
と思ったアナタ
実は、そんなことはありません。
相場観を外した高すぎる金額で売り出した場合、物件が売れないことは勿論、その地域で探していたお客様がどんどん別の物件で成約してしまい、最終かなり価格を下げて売却することになってしまいます。
依頼から査定までスムーズに進めるために、自分が売却したいと考えている物件が対応エリアであるのか確認はしっかり行いましょう
不動産一括査定サイトを利用するメリットはたくさんありますが、中でも大きなメリットは以下の4つではないでしょうか。
●時間や手間をかけずに複数の不動産会社に査定依頼ができる
●複数社から査定を受けることで査定額の相場がわかる
●厳選された信頼できる不動産会社とつながることができる
●競争原理により、より高い査定額を提示してくれる可能性が高まる
査定は、自分が決めた一社のみに最初から絞って行うこともできます。
しかし、一社のみの査定であれば、比較ができないので、他により良い条件で売却してくれる不動産会社を逃してしまい、損をしてしまう可能性があります
一括で査定をしてもらい、その中から徐々に絞り込んでいく方法がおすすめです
また、手間をかけずに査定ができる点は、忙しい人にぴったりです。
家の中で寝転びながらでも査定できますし、出先でスマホを使って隙間時間を利用できます。
一方で、不動産売却一括査定サイトのデメリットもあります。
以下の点に注意しましょう
●営業電話が必要以上にかかってくる可能性がある
●査定を受けられない地域もある
●査定額=売却額ではないことが多い
●顧客獲得のために実際の査定価格よりも高い金額を提示する業者もいる
不動産会社も営業の一環として、無料で不動産査定を行っていますので、査定依頼は顧客獲得のチャンスの場です。
複数社から営業電話がかかってくることを避けるなら、一度に依頼する会社数は多すぎないように注意しましょう
また、覚えておいて頂きたのが、不動産一括査定で提示された査定額は、そのまま売却額にならないことが多いということ
理由としては、売却の際に、買主からの値段交渉が入る場合があるからです。
不動産一括査定サイトは便利ですが、利用してからトラブルにならないために以下の注意点を予め覚えておきましょう
●査定額より実際の売却額が低い場合がある
査定額はあくまで簡単に出すものなので、実際の売却価格の方が低い場合もあります。
また、机上査定である場合は、近隣の不動産の過去の成約事例や地域の相場観などのデータのみを参考にして、査定価格を算出している為、実際の価値より高く出ることや低く出ることがあります
より、正確な査定価格を算出するためには、訪問査定を行うのはマストと言えます
訪問査定でより正確な査定額を算出し、いよいよ売却が開始!となったとしても、先述した通り、買主からの値段交渉が入った、ある一定の期間売り出しても購入希望者が現れない場合は、価格を下げるということも考えなくてはなりません。
この点を理解した上で不動産一括査定サイトを利用しましょう
しかしこれは、不動産一括査定サイトを利用した場合に限りません。
ご自身で探された不動産会社に依頼したとしても、起こる事ですので、不動産売却を行う際には常に頭に入れておいて頂きたいことです